【読書】「世界一やさしい問題解決の授業」を読んだ

はじめに
前回読んだ「マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書」の影響により
(ご参考:【読書】入社○○年目が「マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書」を読んだ
【問題解決】という単語がどうしても私の頭に残っており
この単語だけでこの本を買ってしまいました。
もちろんそれは私の問題解決能力をアップするためなのです。
しかもタイトルに「世界一やさしい」と書かれており
頭の悪い私にもすぐ理解出来る内容に違いない!



ざっくり感想

著者が”まえがき”で書かれている
「なぜこれをもっと早く教えてくれなかったんだろう」
私もまさにそんな感想。

子供にも読めるように(むしろ子供向け)
むずかしいフレームワークや業界用語は一切出てきませんし
子供の身近な話題を例にして話をすすめてくれており
大人の私も子供の頃に経験したことがあるような話なので
その当時を思い出しながら、またはこの考え方をあてはめて
もっとこうすればよかったなぁと思いながら読めました。

心に残った箇所

1.気合いでゴー君

•わき目もふらず前進あるのみ!へこたれずにがんばるが、ムダが多く、ゴールに最短距離で着けない
•行動した結果から学ばないので、進化するスピードが遅い

これは問題解決能力のない人間の分類の一つなのですが、
完全に私のことでした。

2.分解の木

どんな問題でも、ひとつひとつ分解していけば、最終的には意外なアイディアも浮かぶようになるのです。

問題事象やアイディアを漏れなくダブりなく分けていきます。
問題事象に対してぼんやりしている部分って結構あって
でもこの分解の木を使うことによって
問題をどんどんどんどん深堀していくので
問題の根本というか詳細をおさえるのに使えます。
本当の詳細をおさえれば、本当の対策がたてられます

3.お医者さんのように診断し、治し方を考える

原因を見極める
打ち手を考える

かなりシンプル。そして言われれば「そりゃあそうだわ」と思うが
私は”気合いでゴー君”なので全然やっていない。
考え方のツールでは「はい、いいえの木」で原因をしらべ
課題分析シートで本当に必要なものをはっきりさせることが出来そうです。

4.ひとつの大きな夢を、いくつかの小さな目標に置き換える

ひとつの大きな夢を成し遂げるには、長期的な目標と短期的な目標を同時にたてていきます。

正月にたてた大きな夢は、あっという間に忘れていきます。
大きな夢をたてたと同時に、その夢をどうすればかなえることができのるのか
分析して、分解して、毎日意識して一つずつクリアできるような目標をたてなくはいけない

5.仮説の木

情報収集を始める前に、「仮説の木」を使って、あらかじめ仮の結論とその根拠を明確にしておきましょう。そうすれば、何を検証すればよいのか、そのためにはどのような情報が必要なのかより具体的になります。

これは私のプログラムをつくっていての経験なのですが、
あらかじめ仮説をたてておいた方が、
たとえその仮説が間違っていたとしても
その後の修正が早いし、理解するスピードも普段より早かったりします。

終わりに

正直、この本に書かれていることは
やってる作業とやってない作業があります。

例えば最後の仮説の話ですが、
私の場合、朝5時からの2時間で開発の作業をしております。
開発をしている最中に、まったくわからないことが発生して
検索サイトでそのわからないことを検索して答えをさがすのですが、
まれにその2時間で解決できないことがあります。

そんなときに、会社に行く通勤途中や帰宅途中でやっぱり気になってしまい、
この問題事象を考えたりします。

いろんなアイディアを出してたくさんの仮説をたててみて、
そうして帰ってきてPCに向かうと、朝あれだけわからなかったことが
ものの五分で解決したりすることがあります。
なので”仮説の木”に関しては
自分の実体験もあわさってとても印象に残りました。

またこの本には様々な考え方のツールが出てきます。
わかりやすい例をだして、この考え方のツールで
問題解決をおこなっています。
今後この本を机の近くにおいて、
自分におこったことがらをこのツールにあわせて
解決を図ろうと思える本でした。